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なぜFlonnerを作ったのか - 開発者インタビュー

私たちは「Flonner」というタスク管理アプリを開発しています。

Flonnerの特徴は、タスクの見積もり時間から「終了予定時刻」をリアルタイムで表示すること。「今日のタスクは何時に終わるのか」が常に見える状態で、1日を計画できます。

なぜこのプロダクトを作ったのか。どんな課題を解決したかったのか。開発者に話を聞きました。

Flonnerを作ったきっかけ

まず、Flonnerを作ろうと思ったきっかけを教えてください。

開発者

もともとタスク管理にはかなり関心がありました。 GTD、タスクシュート、マニャーナの法則……いろいろな手法を試してきましたが、どれも途中で続かなくなってしまう。

最初は「続かないのは自分の意志が弱いから」だと思っていたんです。

でも、何度も同じところで止まる。 そこでようやく、これは個人の問題ではなく、構造の問題ではないかと考えるようになりました。

既存のタスク管理ツールに足りないものがある。それを自分で作ろうと思ったのがきっかけです。

続かなかった理由は「時間が見えていなかった」こと

多くのタスク管理手法は、

  • 何をやるか

  • どう整理するか

  • 優先度をどう決めるか

については、とても優れています。

ただ、「今日という1日に何が収まるのか」が、 感覚的につかみにくかった。

結果として、

  1. 計画は立てた

  2. でも時間的に無理だった

  3. できなかった自分を責める

というループに入ってしまう。

気づき

続かなかった原因は、意志ではなく時間設計でした。

「終わりの時刻」を見る

Flonner は終了時刻を重視していますよね。

開発者

はい。 1日の終わりに「何時に終わるか」が見えていると、 無理な計画を立てなくなるんです。

ただ、Flonner では タスクを開始時刻に直接ひも付けていません。

人の状態は、時間通りには切り替わらないからです。

時間ではなく「状態」で考える

朝起きた直後、午前中の集中できる時間、 夜のリラックスしたい時間。

人は1日の中で、状態を何度も切り替えています。

Flonner では、タスクを「何時から」ではなく「どんな状態のときに」で整理します。

たとえば、こんなモードを作れます。

  • 朝イチ:メール返信、軽い事務作業

  • 午前の集中タイム:企画書、コーディングなど頭を使う仕事

  • 夕方以降:読書、インプット系のタスク

従来の考え方Flonnerの考え方
9時からこれをやる
集中できる状態になったらこれをやる

予定が30分ずれても、タスクの順番を組み替えるだけで済みます。

1日を何度でもリセットできる

Flonner には「区切り」という概念もあります。

開発者

はい。 区切りは、時間を再スタートさせるための起点です。

たとえば、こんなケースを想像してください。

朝7時に起きて、8時から12時まで仕事。 午後は外出して、19時に帰宅。

帰宅後に「あと1時間だけ作業しよう」と思っても、 朝からの積み上げだと「終了予定:20時」ではなく 「すでに13時間経過」のように見えてしまう。

区切りなし区切りあり
すでに13時間経過…今日はもう無理
帰宅後の1時間は「1時間」として計算される

Flonner の区切りは、19時を "新しい0時" として扱います。

だから、「今日はもう無理」ではなく 「帰ってから1時間でこれをやろう」と思える。

過去の消耗を、これからの判断に混ぜない。 それが区切りの役割です。

「やること」は決まっている。でも動けない

他のタスク管理手法と併用しているそうですね。

開発者

はい。GTDは今も使っています。

GTDは、

  • 収集して

  • 整理して

  • 次にやるべきことを明らかにする

という点で、とても優れています。

ただ、それだけでは 実行に踏み切るための材料が足りなかった。

「次にやるべきこと」は決まっている。 でも、

  • 今日のどの時間帯にやるのか

  • 今の状態でできるのか

  • 今日の1日に収まるのか

が分からないと、人は動けない。

GTDで決めたタスクを Flonner に登録し、

  • モードで状態を考え

  • 区切りで再起点を作り

  • 終了時刻を見て無理がないか確認する

そうすると、 「これは今日できる」という確信が持てる。

Flonner は、タスクを増やすツールではなく、 実行に踏み切るための環境です。

Flonner の設計原則

4つの設計原則
  • 開始時刻に人を縛らない

  • 状態の揺らぎを前提にする

  • 無理を数字で可視化する

  • できなかった自分を責めさせない

管理しているのはスケジュールではなく、 無理が生じていないかどうかです。

「終了時刻が見える」とは

終了時刻が見えると、何が変わりますか?

開発者

朝の時点で「今日のタスクは18時に終わる」と分かると、 安心して作業に集中できるんです。

逆に、終了予定が22時になっていたら、 その時点で「今日は無理だ」と判断できる。

無理だと分かれば、タスクを明日に回すか、 優先度を見直すか、冷静に考えられます。

**問題は「終わらないこと」ではなく、「終わらないと気づけないこと」**なんです。

Flonner では、タスクの見積もり時間を入力すると、 終了予定時刻がリアルタイムで表示されます。

タスクを追加するたびに終了時刻が更新されるので、 「このままだと何時に終わるか」が常に見えている状態になります。

こんな人に向いている

どんな人に使ってほしいですか?

開発者

まず、リモートワーカーですね。

オフィスだと「みんなが帰り始めたから自分も」という区切りがありますが、 在宅だとそれがない。 気づいたら21時、22時まで仕事していた、ということが起きやすい。

Flonner で終了時刻を意識すると、 「18時には終わる」という目標が立てやすくなります。

ほかにも、こんな人に向いています。

  • フリーランス - 複数の案件を並行して進めるとき、どこに時間を使うか可視化したい

  • 残業を減らしたい会社員 - 定時で帰るために、朝の計画段階で無理を検知したい

  • タスク管理が続かなかった人 - GTDやタスクシュートを試したけど、実行まで至らなかった

共通点

「やることは分かっている。でも、今日中に終わるか不安」という人ほど、Flonner は効果を発揮します。

1日の流れで見る Flonner の使い方

具体的に、1日の中で Flonner をどう使うかを見てみましょう。

朝(計画フェーズ)

  1. 今日やるタスクを登録する

  2. 各タスクに見積もり時間を入力する

  3. 終了予定時刻を確認する

  4. 無理があれば、タスクを明日に回す

この時点で「18時に終わる」と分かっていれば、 安心して作業を始められます。

日中(実行フェーズ)

  • 「朝イチ」モードで軽いタスクをこなす

  • 「集中タイム」モードに切り替えて、重いタスクに取り組む

  • 予定がずれたら、タスクの順番を入れ替える

時間に縛られず、自分の状態に合わせて作業を進められます。

夕方以降(リセットフェーズ)

  • 外出から帰宅したら「区切り」を入れる

  • 残りのタスクを確認し、終了時刻を再計算する

  • 「あと1時間でこれだけやろう」と決める

朝うまくいかなかった日でも、 帰宅後に仕切り直せるのが Flonner の特徴です。

1日は、何度でも整え直せる

朝うまくいかなかった日でも、 帰宅後からは整え直せる。

Flonner の設計は、 1日をやり直す余地を残すことを大切にしています。

タスク管理を、実行できるところまで

最後に、Flonner をどんなツールにしていきたいですか?

開発者

Flonner は、GTDやタスクシュートを否定するためのツールではありません。

それらで「考えたこと」を、 人が実際に動ける形に落とすための最後のピースでありたいと思っています。

次にやるべきことは分かっている。 でも、なかなか手が動かない。

そんな経験がある人ほど、Flonner は自然にフィットするはずです。

タスク管理が続かなかったのは、あなたのせいじゃない。 その気づきから始めてもらえたら嬉しいです。

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